メンバー編成はそのまま

1:谷さん、高杉さん、俺
2:向山さん、山城、蟹澤


午前中は俺たちが小屋に残って飯の用意やら
向山さんたちは、その間に食料や水の確保へ

今の時間から考えて、3時頃にチーム入れ替え
つまり、俺達のチームが小屋を出ることになる



歪んだ時間と狂った世界

第10話
反芻



少し時間は遡る
朝、俺と谷さんが対話している所だ


 *  *  *  *  *


「外部犯ですか・・・」
「断定は出来ないがな」
「・・・もし、内部に“犯人”が居るとしたら
 誰が一番怪しいと思いますか?」

「そうだな、一番あり得そうなのは・・・」
谷さんは少し考え込む
そして、答えは・・・あまりにも単純な物だった


「なるほど・・・そうきましたか」
「あぁ、可能性はゼロじゃないだろう?」

谷さんの仮定は、簡単
“犯人”は『松野さん』だという

「しかし、色々と無理があるんじゃないですか?」
俺は谷さんに説明を頼んだ



「確証も確信もない、戯言に過ぎないが・・・
 斎藤君も松野さんの共犯であった、と仮定しよう」
また突然スゴイ事を言い出した


「松野さんが“犯人”であるとするが、
 なぜ、死んだと思わせたのか・・・説明するまでもないな?」
「疑われないように、ですね」
「言葉が足りないが・・・まぁ、そんなところだろう


 彼女の状態を診たのは、斎藤君だった
 彼は大学では医学部らしいから、私も信用した」

「2浪してますけどね」
「そこは問題じゃない・・・
 少なくとも私たちの中で、彼が一番知識があった」

つまり斎藤なら、彼女の“死んだフリ”をサポート出来る

「斎藤が、
 『松野さんは死んでいる』
 と証言する・・・
 そして、生きていた松野さんは
 口封じに斎藤を殺した・・・ということですか?」

「推測の域でしかないが」


 *  *  *  *  *


・・・おっと、どうやら眠ってしまったらしい
昼の用意は、高杉さんがやっておいてくれたようだ

俺の分が、皿に盛り付けられている
もうすぐ交代の時間っぽいが、後片付けぐらいはやっておこう




   

'06-06-02