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  スキです付き合ってください


 告白、それは俺の気持ちを揺らぐものとなった。








   By little  Rmanece  // 告白 //



「お・・・俺が?」




今の状況。 放課後 旧校舎 3階 。

薄暗い廊下で言われた。告白。



" 付き合ってください " という告白。





「ずっと好きだった。あたしじゃ駄目・・・かな?」


「そんなことはない!でも・・・」





俺には好きな人が居る。

ダイスキな人が居る。でも、その人とのデモンストレーションとして付き合うのは・・・。

それじゃ相手に失礼なのかな。






「ごめん。ちょっと考えさしてくれる?」

「分かった・・・。じゃ来週同じ時間。また此処で」







彼女が去っていく。


彼女の名前は 新田 千佳。

カワイイ系の子だ。クラスでも結構明るい子。

同じクラスではない。前に同じクラスだっただけの子。

仲良くしてた。一緒に遊んだりはしたことはないけど。

2年のときにいった、「スキー学習」で俺がよくしてくれたと。

そんなつもりはなかった。その時は一緒のクラスだったアイツのことが気になってたときだから。

でも、もしアイツと付き合うための練習になるなら―――・・・









「スキじゃないやつとなんか付き合うなよ」








相談してみると、坂井はそういいきった。

当たり前だ。好きな人がいるのに、そんなことをするなんて最低だろう。


それが身にしみて分かっていた。










「まぁ、確かに?そういう風に付き合うのはいいかもしれんけどさ。中杉はどう思う?」

「なんにも思わないんじゃない?」

「まぁ、向こうが好意を持っていないならな」

「どういう意味?」

「もしかすると、お前に好意を持っているかもしれないってこと。それにお前言えないだろ。中杉に付き合ってるなんて」

「あ・・・当たり前だよ。そんなの言えるはず・・・」

「な。で、考えてみろよ。お前は中杉が付き合ってたこと知ってたか?」

「周りから聞いた・・・ぐらいしか?」

「そ。本当に好きな人には言えないもんだろ。自分が付き合ってるなんてよ」









窓からソラを見上げ、かっこつけたように桟に手を置いて言い切った。

でも、それが俺にはすごくかっこよく見えた。

確かに、そうかもしれないけど。友達として言えなかったのかもしれないし。

そこまでの存在じゃなかったのかもしれないしな。

自慢と言っても、向こうからはっきり「付き合ってる」とは聞いては居ないし。

ただ、向こうが「好きなんだ」ぐらいしか聞いてない。

それだったら、本当に向こうは俺に好意を持ってるのか・・・。







結論ははっきりしないまま、ただの1週間が過ぎていった。

そして、旧校舎。以前と同じその日に。彼女・・・新田は居た。








「ごめん。遅れて」

「いや、いいよ」








その時点でもまだ迷っていた。

1週間で答えなんか見つかるはずも無いから。

でも、今此処で答えを出さなければならないんだ。











「じゃ、もう一回言うね。 スキです。付き合ってください 」












     " よろしくお願いします "











それが、俺の答えだった。