そのとき 全てが戻される  そんな気持ちに襲われた。



    
  by little Rmance // お誘い //




「浅川・・・?」



中杉が俺らの目の前に立っていた。

何も喋ることが出来なくなっていた。

確かにもう数回と一緒に帰ってるのだから

誰かに会うことはあり得ることで

こいつの耳にも俺らが付き合ってることは聞いていたはずだった。




「あ、ごめんね。二人の時間邪魔して。んじゃ」




俺らの横を過ぎ去る中杉に、俺は何も話すことが出来なかった。

なぜだか分からないけれど、新田と付き合ってることがいやになった。




「・・・灯には言ってなかったの?」

「うん・・・まぁ。なんか言えなくてさ」

「そうなんだ」




家に帰ってケータイ覗いてみると中杉からメールが届いていた。




− − − − − − − − 

 From. 中杉
  To. 浅川

<本文>

あー・・・さっきはごめんね。邪魔しちゃって。


− − − − − − − − 




返信どうしよう。

実際に見られたのだからどうしようもない・・・よな。

なんか、すごくそれ以上に嫌になった。付き合ってること自体が。




− − − − − − − − 

 From. 浅川
  To. 中杉

<本文>

全然いいよ。っていうか知ってた?

新田と付き合ってること・・・


− − − − − − − − 







待ってる時間は少なかった。

直ぐにケータイは鳴った。







− − − − − − − − 

<本文>

うん、まぁ友達から聞いたぐらいかな?
あ、そうだ。実はあたしも付き合ってるって
知ってた?


− − − − − − − − 


え・・・そうなんだ・・・。


『知らなかった。誰と?』

『小崎 相馬』




同じクラスの人。

喋ったことは、結構ある。いつも同じ輪の中にいる。

アイツと・・・?




『そうなんだ、気が付かなかった』

『だろうね、まだ誰にもいってないし』

『ってことは、最近?』

『浅川より早くかな?』

『んじゃ最近だね』




他愛もない言葉を繰り返して。

もう1時間程度たっただろうか。

その言葉はいきなり来た。





『 今度、Wデートしない? 』






・・・え?

すごく複雑な複雑な気持ちに襲われた。