いきたい でも 気まずい いきたくない でも 会いたい by little Rmance // Wデート // 『じゃあ、明日の日曜日。旭公園に9時ね』 場所は映画館とボウリング場。 映画見たあとボウリングするらしい。 決まった。決まってしまったと言ったほうがいいかもしれない。 明日、何着ていこう。その前に新田にメール・・・。 『明日、開いてる?』 千佳はすぐに返事をくれる。 それこそ何分・・・何秒・・・で 『開いてるよ♪拓のためなら嫌でも開けるもん』 メールから可愛さが感じられた。 ぶりっ子とかそういうのじゃなくて。 自然的な可愛さ。 『んじゃ、明日Wデートするから。旭公園9時に』 『Wデート?』 『中杉と小崎と一緒にやって』 『えー!?そうなん!?あの二人付き合ってたんや』 『俺も知らんかった 笑』 またこれで時間が潰れていった。 そして、寝たのは夜2時。 起きたのは8時。軽くヤバイどころの話ではなくてかなりやばかった。 なんとか、予定時刻より5分前について安心。 もうみんなそこにはいたけど。 「うぃーっす」 カワイイ笑顔で迎えてくれる千佳。 軽く惚れかけてる俺はすごく嬉しかった。 「やっぱ、遅いな。浅川は」 俺の大の好きな人。中杉。 本当はこいつと付き合いたいのに・・・。 でも付き合ってしまえば、今までの関係が全て崩れてしまうようで。 それが怖くて告白に踏み切れない。 それまでの安定領域が千佳になってるのかもしれないな。 いわば俺は最低なわけだ・・・。 「いよーっす、ってか驚いた?俺たち付き合ってるってこと」 小崎。まぁ軽いと言っちゃ軽いやつかな。 普通的な感じもするけど、人と付き合う回数は多いと思う。 「んじゃ、そろったからいこっか」 千佳が俺の手を繋いだ。 目の前で中杉が見ているのに。 すごく不安な気持ちもあった。期待する気持ちもあった。 なにより中杉と一緒に遊べることが嬉しかったかもしれない。 映画はホラー映画。中杉が手配したもの。 俺は結構ホラーは好き系。 でも、千佳と小崎は苦手な方で中杉は好きなほう。 予定より10分早くついた。そこら辺を考えているんだろう中杉は。 「キャーッ!」 幽霊が主人公の肩を叩く。 振り返った主人公はすさまじい顔の幽霊に追いかけられることになる。 と、実況してる間に千佳は俺に抱きついてくる。 軽いのかなんなのか。でも、それが嬉しく思えるのが思春期なのかな。 映画も終わり、ボウリング。 結構点数は取った。意外にも千佳はそういうのが得意で150やらなんやらとっていた。 中杉は120ぐらい。まぁ普通かな。小崎は・・・。 そして、帰りの電車の中。 「あー、楽しかった。またあればいいな。出来れば拓と二人で」 千佳が俺に寄り添った。手は繋いだままだ。 それを中杉が見ていた。 「あー・・・俺も楽しかった」 率直な意見。本当に楽しかった。 ただただ、この複雑な関係を除いては・・・。 「じゃ、あたし此処で降りるね。バイバイ」 千佳と小崎が降りた。 人が少ない車内には、俺と中杉だけが残っていた。 「楽しかったね」 「うん、まぁ」 「しっかし、二人はおあついねぇ」 「そういうこと言うなよ」 「まぁいいことだからいいんだけどね」 少しだけの沈黙。 「正直さ、千佳と浅川が二人で喋ったり手繋いでるの見ててさ」 なんて言うのか検討もつかなかった 「嫉妬してた」 思考能力停止。 「なんだろうね。わかんないや。でも、あたしさ。」 「 浅川のこと好きかもしれない 」