きっと俺達はどうにかしてしまったんだ。 夢を見ているんだ   殺人遊戯 −準備− 「いって・・・。つか、どうなってんだよ」 俺の名前は 佐藤 伸也。 確か修学旅行に行ってたはず。 そのバスが高速から落ちた・・・のか? そこいらでクラスの連中が倒れている。 どうやらけが人はいないらしい。 それも奇跡的だろうな・・・。 「はい、じゃバスを降りてください」 さも当たり前のことのように先生は言った。 なにがどうなってるのか分からない。 上下逆のバスから降りるとそこは浜辺。 後ろには跳ね橋があった。 途中で途切れていてあそこからジャンプしたのか?と思う。 ゆえに今は帰られない。 「みんな、無事で降りたよな。よし、じゃみんなに戦争をしてもらおうと思う」 こいつは何を言っているんだろうか。 意味が分からない。なにかのゲームか・・・? 「まず、武器はこのカバンの中に入ってる。ちなみに相手は涼莱高校。それで戦争だ。」 一同が唖然としている。どういうことだ。 先生は気でも狂っているのだろうか。 「とりあえず、カバンを取ってこの腕時計をつけてください。」 そういって先生は配っていった。 腕時計をカチッという音をするまでしめた。 カバンを開けようとすると 「あ!ダメダメ。まだあけちゃだめ。先生が行ってから開けて。」 と、言われた。 なにが入っているんだ。やけに重い気がする。 「一応地図もカバンの中に入ってるし、必需品も入ってるし。まぁ頑張ってね。」 そういって森のほうへ行ってしまった。 一体ここはどこなんだ。 先生が見えなくなったからカバンをあけてみた。 「な・・・なんだよこれ!?本物!?」 ピストルが入っていた。 他のヤツもそれぞれ違う武器が入ってたらしい。 およそ1000ぐらいの弾丸も入っていた。 それで、取扱説明書も入っていた。 とりあえず、なにがあるか分からないので弾を入れておく。  " バン! " ためしうち。どうやら本当に打てるようだ。 「何やってんだよ!」 クラスの中心人物 高峰 隆久。 スポーツ万能。モテるやつ。 「何って、試し撃ち」 「そんな危ないもん持ってどうすんだよ!!」 「じゃどうすんの?殺らなきゃ殺られるよ」 「そんな・・・馬鹿なことは・・・」 「先生も戦争つってた、相手もいる。つまりここで殺し合いをされるってことだろ」 " 正解 " 突然の声に驚いた。 どこからと、思ったがすぐ分かった。この腕時計からだ。 " 佐藤の言うとおり、本当に君達に殺し合いをしてもらう。その意味が分からなかったのか " 「第一先生!なんで俺等が・・・」 " まぁ、それは教えることはできない " 「死にたくないし、それに殺したくもありません!」 " そんなワガママを言うんじゃない。第一相手は知らない人間だ。 " 「それでも・・・」 高峰は黙り込んだ。 当たり前だ、この状況でついてこれるやつなんて居ないだろう。 殺し合いだなんて。 " とりあえず、殺さなきゃ殺される。あ、ちなみにおかしなことは考えないように   主催者に聞かれたら殺されちゃうし。腕時計には人を殺す程度の爆弾はしかけてあるから   あと、24時間以内に死人が出ないとみんなが死んじゃうから、そこんところよろしくね " そういって無線は切れた。 今の状況からして、腕時計には盗聴器も仕掛けてあるようだ。 それにあの跳ね橋。高すぎて上ることは出来んな。 きっと先生がなにかしたら階段かなんか現れる仕組みだろう。 どっちにしろ、先生もこの島にいることは確実。 いや、そいつらを殺しても全く意味がないだろう。 24時間死人がでなければみんな死ぬからな。 俺等が考えられるプログラムではないだろう。 " 二時間後・・・殺し合いを始めます " 先生の声ではなかった。きっと機械かなんかだろう。 主催者もいるんだ、恐らく声に出してはいけないな。 「なぁ、佐藤。一緒に行動しないか?」 話しかけてきたのは近藤 久。 後ろには麻野 由愛もいるな。 「確かに、1人で行動するよりはいいだろうな」 「でも、本当に殺しちゃうの?」 「そうするしかないだろう。じゃないと自分達が死ぬんだぞ」 「俺は・・・ついてけねぇや。今までずっと普通に生活してたのに」 「みんながみんなそうだろう。ついていけるやつが不思議なんだよ」 そう言って俺は森の方へ歩き出した。 近藤も麻野もついてきた。 「大丈夫なの?森に入って」 「あぁ、第一向こうも準備期間だから攻撃できないだろう。もし殺したら腕時計が爆発するとか」 「それは、怖いな。今のうちいいポジション探しておくのか?」 「そんなもんだな。推測だが、島の反対側に相手はいると思う。」 " そうだね、合ってるよ " 「なんだ、いつでも聞こえるのか?俺等の会話」 " そうじゃないと主催者が違反人物を殺せないじゃないか " 「とりあえず、相手は向こうにいるんだ、先手必勝だろ」 「怖い・・・」 「君は殺さなくてもいいよ。無理に人を殺さなくていい」 「優しいんだな、佐藤」 「え?あぁ、そうか?」 森の奥へと入っていく。 続く 二話