花火のように命が散っていく戦火に

オレは今過ごしている




   殺人遊戯 −殺合−




「そういえば、食料は大丈夫か?」

「あぁ、そのことに関しては大丈夫だ、カバンにも結構な量入ってるし。食べられる野草もある」

「ガスバナーとかもあるもんね」

「食べられる野草って・・・、そんなもん研究してたのか?」

「オレそういうのは得意なんだ、知らなかった?」



高峰の意外な姿。そんなところもあったんだと。

そんなことを考えながら滝越しに辺りを見渡す。

誰もいないのか。それに越したことはないが。

さっき殺したのがグループだと不味かったからな。

それより、この銃。随分撃ちやすくなってるって言ってるけど結構反動きついな。

座ってなきゃしりもちしそうなぐらい・・・。踏ん張れるからいいけれど。



「・・・竜崎がいないぞ!」

「ほんとうだ!!さっきまでこの辺にいたのに」



グループだったのか。嫌な予想は当たるもんだ。

ここで乱戦して勝てる確立は低いかな。

今、死亡者は出したくないし。それにこいつ等を殺したくは無い。



「おい、アレって!!敵の高校じゃ」

「馬鹿。声を出すな。見つかるぞ」



以外にも近藤は使えるやつだ。

空気を読めるのか、それはそれでいいんだが。

麻野は完全におびえてるな。

殺しはさせたくない。ならオレが行くしかないか・・・。



「近藤、付いてこれるか?」

「も・・・勿論」

「高峰はさっき奪った手榴弾で麻野を守ってやれ」

「手榴弾じゃ巻き添えくらいそうだけどな」



少し笑みを浮かべて高峰は言った。

まだ余裕か、ならいいんだが。



「大丈夫?佐藤君」

「オレは大丈夫だ、麻野も出来る限り自分の命は守ってほしい」

「分かった」



そういって滝裏の一番奥に隠れた。

滝だから話は聞かれていない。

滝越しだからあまり姿は見れないが3・4人ほどだろうか。

2人で行くのは無謀だが、相手はこちらに気付いていない。それなら2人は殺れる。



「いくぞ、まずは滝の傍で銃を構えろ。顔はあまり出すなよ」

「あぁ・・・」

「しっかり、構えろ。そして頭を狙え。そうすれば死ぬ」

「分かった・・・」



" バン! ババン! "



2・3発の弾丸が相手を打ち抜く。

反動がきつい・・・一度のけぞってしまう・・・



「な・・・中嶋ー!!宮元ー!!」

「外に出ろ近藤!今がチャンスだ!!」



弾丸が飛びあう。

当たれば死んでしまうだろう。

かすり傷で済めばいいのだが。


相手に向かい走りながら撃つ。

そのたびしりもちをつきそうになりながら一発一発撃っていく。


6発が限界のハンドガンに多用は出来ない。

弾込めてる時間に死んでしまう。

あと3発・・・。




「ぐぁ・・・ぅ・・・」



足に当たった。もがいてる。

これなら殺せる。


 " バン "


弾丸が頭を撃ちぬく。

そして、相手がバサッと前に倒れた。

また人を殺してしまった




「きさまらあああああああああ」



仲間はあと1人。あいつさえ殺せれば・・・!




 " バン・・・ "

「やった!」






相手の弾がオレの肩を貫いた。






「佐藤!!大丈夫か」





血が流れてる。やばい、殺されるのか。


突如現れた恐怖感。もう動くことが出来ない。


ここで、死んでしまうのか?





「・・・ふはは!終わりだー!!」




「近藤君!貸して」




麻野が近藤から銃を奪ってるのを見えた。

なにをするんだ・・・?




" バン・・・ "




一つの銃声がやけに静かな森の中を轟かせた。







続く



四話